当店の「百年防具」「手刺し防具」の「竹胴」にお入れできます(持ち込み胴の方はご相談ください)。
家紋を入れるかどうか悩んでいるという人、百年防具でだいた半分くらいの人、手刺し防具で2割くらいの人が家紋を入れています(あくまで目安だけどね)。
納期は1ヶ月前後です(防具の製作期間に加えて)
平粉(ひらふん)と平らな金に漆を摺り込み、乾かします。その後磨くと上品に光ります。安価な紋入れはよく真鍮粉が用いられますが、極上家紋はもちろん本金なので仕上がりが違います。
普通の金盛上でさえ、この仕上がり。職人さんの腕が違います。すべてホンモノの金や銀を使って手描きしてくれます。
極上家紋は職人の腕が良いのでここまで細かく描いてくれます。
黒い胴台に黒で家紋を入れると非常にさりげなく、上品に仕上がります。盛上で模様を描き割ってるので光の具合で家紋の表情が見え隠れします。
黒の胴台にさりげなく黒家紋。光の映り込みでうっすら見えます
黒乾漆塗や胴胸の部分サメとも色味が合いますね〜
拭き漆塗りにも黒家紋、似合いますね〜
30年使い込んだ生地胴の胸を新しくして、黒家紋を描きました
こちらは黒乾漆塗の胴台に黒家紋。さりげない上品さね。
こちらも黒乾漆ですが、胴胸が紺鹿革仕様になりました〜
貝殻を細かく砕いて詰めていきます。想像しただけで気が遠くなります。
貝を割るといろんな色がありますが、ピンク色の貝は剣道具に似合わないので使いません。
発色の良い青色の貝だけを選んで仕上げるのがこだわりです。
いかがですか〜。この1枚、1枚を手で貼っていくんですよ!
実際には写真には映らない質感があります。
ちょっと珍しい緑虫喰に青貝家紋
ほらね、黒の胴台にめちゃくちゃ映えるでしょ!
丸粉(まるふん)とは金塊をヤスリでおろした粉をころころ丸めたものです。
丸粉は粗いので漆を何度かに分けて塗り込む手間がかかりますが、その分金の持つ輝きを引き出すことができます。
こちらは紅梨地塗の胴台に丸粉金地家紋〜
金の粒を大きくして描くと、くっきりはっきりと家紋が出ます。黒虫喰塗に丸粉金地家紋です
黒胴台にくっきり家紋を際立たせたいときにとてもきれいです
丸粉(まるふん)にはいいことがあります。それは厚めに蒔きますので傷が入ってもはげにくいこと。
剣道具には最適ですね。※本物の銀なので使用経過で酸化して色味が深まります。
青石目サメ胴台と丸粉銀地家紋の組み合わせ。センス良し!!
銀はホンモノの銀なので使用経過で酸化して色が深まります
暁雲塗(ぎょうんぬり)に丸粉銀地家紋です
あえて、金系ではなく、銀系でセンスよく仕上げました〜
黒磨きサメ胴台と丸粉銀地家紋です。
銀系の家紋って実はめちゃくちゃ上品なんですよ〜
黒胴台でも銀家紋になるとこの表情
全面波千鳥でセンス良し!
本物の銀を使って描きますので、使用経過で空気に触れて「いぶし銀」に変色していきます。
めちゃくちゃ渋い!(写真のサンプルは店頭においてあるもので10年くらい経過したものです)
これは渋い。写真では茶色に見えるかもしれませんが、金のトーンを極力抑えた仕上げます。
とても上品です。あまり家紋をくっきり目立たせたくない人へ
塗りつぶすような家紋でなく、上記のような線で引く家紋もきれいですね〜
黒石目サメ胴台と丸粉金薄蒔との組み合わせ、最強だわ。
やばいよ、やばいよ〜
実は一番人気です〜。黒胴にも似合いますね。この目立たない上品さが良いと好評です。
実はこの丸粉銀薄蒔が人気No.1なんです。黒胴台でも溜塗でもバッチリです〜
黒家紋だとまったく見えない。少しは見えるように入れたい方にも最適。
黒乾漆に丸粉銀薄蒔、同系色でまとめてみました
黒胴台にベストマッチ!
荒い丸粉の隙間に朱の漆を塗り込み、研ぎ出します。光が当たると、金のような、朱のような、なんとも言えない表情です。
朱を描いて、上から金で描いて、半分剥がして中間の色味を出していきます。めちゃ大変。
写真には映らない質感が朱金にはあります。
溜塗の胴台にもこの通り!
写真では見えづらいですが、朱色と金色のちょうど中間くらいの色味です
金塊をヤスリでおろし、ふるいにかけて大きさを選別し、それを叩きつぶしたものが平目粉です。キラキラしています。
「かすみがかった」ようになだらかな模様が入っています。シックで大人の印象です。