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良くある話で道場の先生やご主人さん防具を譲り受けることが
ありますが、男性用サイズなのでまず女性にはサイズが合いません
それもそのはず、一般的に販売されている
普通サイズ(大サイズ)の防具は
身長165cm~175cmの成人男性
体型を基準に作られているからです。
!!!
そんな防具ははっきり言って貰ったってどうしようもないです。
悪い癖が付くだけ!

例えば男性サイズの大きすぎる胴を女性が使うと・・・

はい、まず、
胴の高さが高すぎて、アゴと胴胸に大きく重なってしまいます。
蹲踞した時に、胴胸がノドにつっかえてしまいます・・・。

こういう胴をつけていると
動きにくい状態が当たり前になってしまい、
身につけている胴が大きいという理由だけで(もったいない!)
アゴを上げて構える悪い癖がついてしまいます・・・。

他にもありますよ。

次はそうですね、
両腕の内側が、胴胸の両端にすれて痛い方
とにかく竹刀の上下に胴が邪魔になる方。
男性用の胴をそのまま使っていませんか?
実は、胴には胴幅以外にも女性向けにサイズを合わせることができます。

上の2つの胴はまず胴胸の大きさが違います。
胴胸を小さめの中寸サイズにすると
横幅で2cm
高さで1cm
小さくなりますが(この差がでかい!!)、

たったこれだけでも随分竹刀操作が楽になります。
 

加えて胴台も小さめの胴台を組み合わせれば
さらに高さも1.5cm、横幅も狭まって
小柄な女性でも自然に見えてさらに使いやすく。
大きい胴を無理やり付けているような印象は無くなります(見た目も自然にね)。

女性サイズの胴はこのように脇の下の部分
飾り糸が3本足から2本足へ変更になり、
ずいぶん幅も狭まります

見て下さい、この雰囲気。

もちろん、小さめの女性用でも手抜きは一切無しです。

あと、女性特有腰骨についても少し注意が必要です。

腰骨が飛び出している方、

胴の内側が腰骨に当たって痛かったり

男性と同じようにウエスト中心に胴のサイズを合わせたら

胴が腰骨の上に乗っかって、

​入らなかったりすることもありますから・・・。

特に女性にはサイズがピッタリな面は
それだけで軽く感じて使いやすいものです。

とにかく、女性の面のサイズ選びには男性よりも慎重になってください。
女性はアゴが細い方が多いのでいくら計測が正しくても合わない場合があるからです。
メジャーで計測しただけでは不十分です。
必ずサイズ測定用面をいくつかかぶってご自分のサイズを見つけてください。
例えば、面が大きすぎるとそれだけで面が前にずり落ちてきて物見がまず合いません。

前が見えずらかったり
視界が狭く感じているなら
物見の位置があっていない可能性が高いです。

それだけではありません。
さらに面布団の幅なども後ろ姿に影響してきます。

面布団の幅が広すぎるということは、
面紐を縛ると、
後頭部の面布団の頂点三角に飛び出してしまいます。

甲手のサイズも大事だよ。

大きすぎる甲手を使う方がいらっしゃいますが、

甲手が大きいと竹刀を握る力が入りません・・・。

他にもそうですね、

女性特有の悩みとしては・・・・

男性に甲手を打たれると痛い方、

指導者の立場で、子供に甲手を打たれると痛い方、

稽古が終わると、手がミミズ腫れで真っ赤になる方、

よく打たれる右甲手布団を少し厚めにオーダーすることもできます(百年防具のみ対応)​。

垂にだって適正なサイズというのはありますよ。

やはり小柄な女性に男性用の大きな垂だときつく垂紐を縛らないといけないので腰に負担がかかります。

垂帯の固さや高さなども重要です。帯の幅が広すぎるのはおなかの出ている男性には付けやすいかもしれませんが、女性には向きません(胴や垂を付ける位置も男性と比べて高いですしね)。

また、垂帯が堅くてパリッとしたものは蹲踞や座礼が苦しいですし、なじみが悪く、動きにも影響がでます。

女性にはある程度ある程度厚みと柔らかさがあって、

衝撃を吸収してくれるものが良いですね。

​柔らかいと締め心地もいいですし。。。

その他、女性向けのアドバイスとしては・・・

その他、女性向けのアドバイスとしては、

【その1】

男性に打たれても痛くないように面布団の打突部位がしっかり分厚い面を選ぶ

【その2】

面布団が長すぎると特に女性は竹刀の上下の邪魔になります。

肩幅も狭いので大丈夫です、短めの面布団を選んでください。

特に昔の防具や男性用の面は面布団が女性には長すぎるのでご注意を。

【その3】

また布団が柔らかくて分厚くて打たれても痛くないものがオススメです。

2.0分などの刺し幅が広いものや、布団の芯材に柔らかな材料を使った面が良いでしょう。

【その4】

面の重さも大切です。

最近の面は軽いので女性にも非常に楽です。

要は防具のサイズが合っていないことが原因で、

稽古の最中何度も防具を着け直さないといけないようでは決して上達は望めません。

​以上、女性向けの防具の選び方でした!(イラスト下手ですみません)