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なぜ​、
物見を
​合わせることが重要なのか?

面金の隙間ってどれも同じに見えますが、実は1段だけ幅が広い箇所があるんです。​物見に正しと目が合うと視界が広くなり、前が見やすくて立ち姿まで変わります。

物見が正しくあった面というのは、日頃から稽古をしていて気持ちがいいですし、​審査などでも有利、他の面が使えなくなるほどです。

反対に物見があっていない面は、まっすぐ構えると目の前に面金が来て前が見えないので、頭を上向きか下向きにすることによって前をみるという悪いクセがつきます。

安価な面ならまだしも、ここ一番の手刺し防具クラスならこの先10年、20年は使うので製作時に必ず合わせる必要があります。

なぜ​、
​物見を合わせることが
それほど難しいのか?

物見の高さを合わせるには、「目の高さ」だけ計測しても決して合いません。物見の前に面のサイズを完璧に合わせることが大切です。その上で目の高さを合わせて製作する必要があります。ただ、その面サイズを完璧に合わせることがまず難しい。頭の形やあごの出具合、こめかみの張り出し具合によっても変わるからです。面サイズはメジャーで2箇所だけ測るお店が多いですが、それだけで完璧に合わない理由がここにあります。

加えて、​面は1cmごとにサイズがありますし、場合によっては面金の大きさを大きくしたり、小さくしたり、面金を上にずらしたり、下にずらしたりする必要があります。

なぜ​、
​どのお店も物見合わせの重要さ​を
語らないのか・・・

物見を合わせるには大変な労力と手間が必要です。大手の剣道具メーカーは納期優先で一気にたくさん数を売らないといけないので、現実的に1台1台手間をかけることができません。サイズや物見が合わないとクレームがあって初めて「じゃぁ調整しましょう」と後手の対応しか出来ないです。

 

ただ、この調整がうまくいくケースは少ない。「しばらく様子を見てください」と言われ、いつまでたっても合わせることが出来ず、そのうちうやむやになり、言いにくくなって我慢することになります。

こんなことを言うと商売にならないのでどのお店もいいませんが、

最初から大きく間違った面はいくら調整しても決して合うことはありません。安価なミシン刺防具なら交換すればよいですが、オーダーメイドの手刺し防具で最初から一発で物見を必ず合わせるということは誰も言いません。

どのお店も​「物見が合わないまま」剣道具を販売している現状こそが、

剣道具業界の最大のグレーゾーンだと私は思っています。

​手間のかかる物見を合わせにこだわるよりは、「実践型」「軽い」「動きやすい」「○割引!」といった販売方法の方がはるかに楽だからです。

未知の技術を試さないと
​新しい結果には出会えません。​

当店の面作りは他店とは全く異なります。0.1ミリの精度の3Dスキャナを使ってあなたの頭部の実物大の型を製作し、この型を用いて面を製作します。この技術は「3Dフィットスキャン」という名称で私が商標登録しています(登録第5990763号)。実際の仕上がりは段違いで、大変な作業はすべて当店と職人にお任せください。あなたは余計な心配は不要、ただ届いた面をかぶるだけでピタッと物見が合うレベルです。

「面は使っていくと伸びるから意味ないよ」という方、頭部の3D型は実際より約7ミリ小さく製作し将来の馴染みまで考慮に入れています。

この3Dフィットスキャンの技術も当店は最初から出来たわけではありません。4年の歳月とコストをかけ、未知のものを試さないと新しい結果には出会えない信念で開発しました。目新しい技術なのでもちろん否定する人もいるでしょう、ですが当店は、当店の物見合わせの哲学を受け入れてくれる方の面を1台、1台、大切に作り続けます。

物見を「保証する」とは
​どういうことか。

当店の物見保証は他店さんとは全く違います。

一般的には、「合わなかったら調整、交換します」という対応。

一方、当店の保証はお届けする面が「最初から物見が合っている事」を保証しています。

なぜそのような保証ができるかというと、お届け前の検品で、仕上がった面に3D型を実際に入れて物見があっているかを確認しているからです。しかも​職人側と当店側のダブルチェックの検品表をお付けしています。

ただし欠点もあります。。。

・3D計測の手間がかかります

・想像以上に製作に時間がかかります

・それなりのコストがかかります

​・一度に沢山作れません

それら全部ひっくるめて当店にしか作れない剣道具を丁寧に心を込めて作らせていただきます。