
てっとり早く上手になりたい!



じゃぁ、最初に見直すのは「姿勢」だね。



そういうことじゃなくて、
もっと簡単ですぐに上達する方法知りたい。



じゃぁ、なおさら「姿勢」だね。



ウガ店長、アホなん!?
話聞いてる?
結局、すべては「姿勢」なんよ。
こんにちは!百秀武道具店のウガです。
やってますかー!?うぉぉぉーっ!!
この春から剣道を始めて、防具にも少しずつ慣れてきたという方も多いと思います。
そんなみなさんに、今日はちょっと大切なお話です。
もし、今の私がまったくの初心者として剣道を始めるとしたら――
まず最初に何を意識すると思いますか?
それはズバリ、「姿勢」です。
こんな経験、ありませんか?
周りを見渡してみると、同じように頑張っているのに上達の早い人と、なかなか伸び悩んでいる人がいますよね。
その差って、一体どこから来るんでしょう?センス?才能?
実はその答えが、「姿勢」なんです。
本当なんです。
姿勢を意識するだけで、上達のスピードがまったく違ってきます。
これまで多くの名だたる先生方も、口をそろえて「姿勢の大切さ」を語ってきました。
ということで今日は、
なぜ姿勢がそれほど大事なのか、その理由
世界一カンタンな姿勢の直し方、2つ!
この2つを、できるだけわかりやすくお話しします!
ぜひ、最後までご覧ください!
ある2人のアメリカ人留学生の話(実話)
筋がいいってこういうこと。


2025年の夏、我が家に交換留学生がやってきました。
ふたりとも剣道はまったくの初体験。剣道着と袴を着せてあげたら、それだけでもう大喜び!
時間はたったの1時間しかなかったので、竹刀の握り方、構え、そして足さばきを教えることにしました。
Aくんは16歳。やる気満々!でも構えは典型的な初心者そのもの。
一方で、Bくんは最初からちょっと違いました。
竹刀を持って構えた瞬間、明らかに「強そうな子の構え」になっていたんです。
一緒に見ていた先生もびっくりして、「おっ、筋がいいね〜」と一言。
Bくんは背筋がスッと伸びていて、まさに剣道が上手な子の構えそのもの。
体のどこにも無理がなく、安定感も抜群。
初心者にありがちなバタバタした動きがまったくありませんでした。


稽古の途中、私は思わずBくんに聞いてしまいました。
「めちゃくちゃ上手にできてるけど、何かスポーツやってたの?」
「いいや。やってないです。」
「なんでそんなに姿勢がいいの?」
「そういえばバイオリンやってる。」
「それだ!!!(先生一同)」
実はBくん、10年以上バイオリンを習っているそうで、
演奏するときの“構え”が、自然と剣道の構えにも活かされていたんです。
そのおかげで、姿勢がとても良い。
だから、その後の足さばきの練習も、ものすごくスムーズにできていました。
一方、やる気満点のAくんはというと……
気持ちは伝わってくるんだけど、どうしても足がバタバタしちゃう。


上達の早い遅いはセンスじゃない!姿勢が良いか悪いか、ただそれだけだ!
結局、全ては「姿勢」なんよ。
なぜなら、あらゆる事で姿勢が悪いと、それだけで結果がでなくなるから。
例えば、
🎻バイオリンだと 姿勢が悪いと 音がきれいに出ない。
⚾野球だと 姿勢が悪いと 正しい体軸が出来てないので飛距離が伸びない
🏓卓球だと 姿勢が悪いと 重心がずれて低くて安定したフットワークができず反応が遅れる
🏃陸上だと 姿勢が悪いと ブレーキになってスピードが出ない
🥋柔道だと 姿勢が悪いと 勝負に負ける。柔道は姿勢の崩し合いだから
🤼相撲だと 姿勢が悪いと 押し、受け、変化が全部できなくなる
勉強だって 姿勢が悪いと すぐに疲れて集中力が続かなくなる
そう聞くと、
「じゃあ、稽古のたびに姿勢を見直すなんて、めんどくさいよ…」
って思うかもしれません。
でもそれ、実は大きな間違いです。
一見、遠回りに見えるかもしれませんが――
落ち着いて、まず姿勢を整えてから稽古するほうが、結果的に早く上達できるんです。
そう、すべての“基礎”は「姿勢」なんです!
でもなぜか剣道になると「姿勢」を軽くみちゃうよね
なんででしょうねぇ。
剣道のことになると、「打ち」とか「技」とか、どうしてもそっちばっかりに目がいきがちですよね。
でも、よく考えてみてください。
打突や技だって、姿勢が悪ければうまくいかないんです。
だったら――
本当に最初に見直すべきは、「姿勢」じゃないですか?
さあ、ここからが本題です!
世界一カンタンな、姿勢の直し方。
いっしょに見ていきましょう!レッツゴー!
直し方①:世界一カンタンな「まっすぐ立つ方法」
ここからは、世界一わかりやすい「剣道の正しい立ち姿勢」をお教えします!
この方法、実は私が考えたわけではありません。
全剣連の講習会などでも指導されている、ちゃんとしたやり方なんです。
でもね、これが…やってみると意外と難しい。
たぶん「えっ、こんなに?」ってなると思います。
では、いきます!


ステップ①
壁に「頭」「背中」「かかと」をピタッとつけて立ちます。
……これ、簡単そうに見えて、意外と頭が壁につかない人、多いんですよね。
(猫背だったり、アゴが出てたりすると特に)
ステップ②
そのままの姿勢で「右足を一歩前に出して」、構えの手を作ります。
はい、完成!
たったこれだけで、剣道における「正しいまっすぐな姿勢」になります!
やってみると、こんな変化が感じられるはずです。
👀目線が自然とまっすぐ前を向くようになり、相手の全体の動きがよく見える
🧍♂️猫背が直って、頭が前に出るクセが改善される
すごくシンプルなのに、効果はバツグン!
ぜひ、あなたも一度やってみてください!
実践②:この動きを1日8回、5年間やれば…イヤでも姿勢が変わります!
次に紹介する姿勢の直し方も、めちゃくちゃ効果があります。
これは、範士八段の香田 郡秀(こうだ くにひで)先生が、講習会で紹介されていた動きです。
私は、それに参加されていた先生からまた聞きで教えていただきました。
この動き、私は毎朝8回、4年間やっています。
どこでやっているかというと…
毎朝6時30分から配信しているサブチャンネルの「素振りLive」の中です!
目標は素振り100万本!
おかげさまで、今のところ982,190本まできました!
このおかげで、私の悪かった姿勢もかなり改善されました。
やり方はこちら!
1.両手のひらで「上」の水をすくう
2.両手のひらで「後ろ」の水をすくう(※横ではなく、しっかり後ろ!)
3.両手のひらで「下」の水をすくう
4.顔を洗うように、手で水をすくい上げて
5.そのまま構える!
この動きをすると、自然にこんな効果が出てきます:
・胸が自然と開く
・背筋がギュッと縮まり、姿勢が整う
・肩の余計な力が抜ける
・耳と肩の距離が広がる(=首がスッと長くなる)
・脇が軽く締まる
・骨盤が前傾し、腰が「入る」(←強い人の共通点)
・身体全体で相手を圧倒するような構えができる!
というわけで、今回のテーマは――
「結局、すべては姿勢なんよ!」でした!
少しでも参考になったら、ぜひ実践してみてくださいね。
それでは、またお会いできる日まで!
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