MENU

今使ってる胴の胴胸の交換ってできるの?

カエルくん

おい、ウガ店長、
この胴の胴胸変えてくれ。

ウガ店長

思ってるより
費用かかるよ。

カエルくん

お前、いじわるすぎやろ

ウガ店長

いじわるちゃうで!
交換は新品作るより手間かかるんだ。
リスクも説明するよ。

剣道の胴胸は交換できる?費用と交換できないケースについて

「今使っている胴の胸だけを交換できますか?」

このようなお問い合わせをよくいただきます。

結論から申し上げますと、胴胸の交換は可能な場合があります。

ただし、意外と費用がかかるため、実際に胴胸を交換されている方は少ないと思います。

その理由は、新品の胴を一から組み立てるよりも、既存の胴胸を交換する方が、職人の手間がかかるからです。

現在の胴を一度分解し、古い胴胸を取り外したうえで、新しい胴胸を取り付け、再び組み直す必要があります。

また、胴台の状態や形状によっては、交換そのものができない場合もあります。

今回は、胴胸の交換費用と、交換できないケースについてご説明いたします。

① 胴胸の交換にはいくらかかる?

胴胸の交換には、新しい胴胸の製作費用に加え、現在の胴胸の取り外し費用や、胴を組み直す費用が必要です。
まず、当店で取り扱っている胴胸の価格をご紹介します。

胴胸単体の価格

胴胸の種類価格(税込)
AAA134,860円
百年防具88,000円
手刺し防具44,000円

※上記は胴胸本体の価格です。取り外し費用や胴組み費用は含まれておりません。

② 実際の胴胸交換費用

「百年防具」の胴胸を例に、交換費用をご紹介します。

内容金額(税込)
百年防具 胴胸88,000円
クロザン革仕様の胴組み費用16,500円
現在の胴胸の取り外し費用3,300円
合計107,800円

※胴組み費用には、胴べり・綴紐・乳革が含まれます。
※ご要望の多い紺鹿革仕様の胴胸は、胴胸本体価格に16,500円が加算されます。また、紺鹿革仕様の胴組み費用は22,000円となります。

このように、胴胸を交換する場合は、胴胸そのものの価格だけでなく、取り外しや組み直しの費用も必要になります。
新品の胴を組み立てる場合には必要のない「分解」という工程が加わるため、どうしても手間と費用がかかってしまうのです。

③ 胴胸の交換ができないケース

ここが、特にご理解いただきたい部分です。
胴胸の交換は、すべての胴でできるわけではありません。
特に古い竹胴の場合、次のような理由で交換ができないことがあります。

【事例1】胴台の幅やカーブが合わない場合

胴胸には、製作する職人ごとに独自の「型」があります。
特に古い竹胴では、胴台の幅やカーブの形状が、当店で製作する胴胸と合わない場合があります。
せっかく新しい胴胸を製作しても、胴台の形状と合わなければ取り付けることができません。
胴胸と胴台の形状が合わない場合は、技術的に不可能なので交換をお受けすることができません。

【事例2】竹胴の内部が割れている場合

古い竹胴では、長年の使用や経年劣化によって、内部の竹が割れていることも少なくありません。
外見上は問題がなさそうでも、内部が傷んでいる場合があります。
特に古い竹胴では、分解して初めて内部の破損がわかることもあります。
ミシミシ音がしているなど竹胴の内部に割れがある場合は、強度や安全性の問題から、胴胸の交換をお受けすることができません。

④ 逆に胴台だけを交換することはできる?

ここまで胴胸の交換についてご説明しましたが、反対に「胴胸はそのままで、胴台だけを交換したい」というお問い合わせもあります。

当店では、胴胸を残して胴台のみの交換は出来ません。

その理由は、竹胴台にあいている胴胸を取り付けるための穴の位置が、胴によって全部異なるためです。
胴胸と胴台は、それぞれの形状や穴の位置を合わせて組み立てられています。
すでにお使いの胴胸の穴に合わせて、新しい胴台へ正確に穴を開けることはできません。
そのため、現在の胴胸をそのまま利用して、胴台だけを新しくすることはできません。

⑤ まとめ|胴胸の交換をご検討のお客様へ

胴胸の交換は、一見すると簡単そうに思われるかもしれません。
しかし実際には、胴を分解する作業が必要となり、新品の胴を組むよりも職人の手間がかかります。
また、費用をかけて新しい胴胸を製作しても、現在お使いの胴台と形状が合わない可能性があります。

改めてまとめますと、

  • 胴胸のみの交換: 条件によっては可能です。
  • 交換費用: 胴胸本体価格に加え、取り外し費用と胴組み費用が必要です。
  • 交換できないケース: 胴台の幅やカーブが合わない場合、竹胴の内部が割れている場合など。
  • 胴台のみの交換: 当店ではお受けしておりません。

長年使い込んだ愛着のある胴を、これからも使い続けたいというお気持ちはよくわかります。
ただし、胴胸の交換には費用だけでなく、交換そのものができないリスクもあります。

その点を十分にご理解いただいたうえで、ご検討いただければ幸いです。
少しでもご参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人