出来る人はやはり手刺し防具を必ず1台は持っています。
それは手刺し防具を「持つこと」が最終目的ではありません。
手刺し防具を手に入れることで防具からいろいろな事を教わるからです。生き方、考え方が「ちゃんとしなくちゃ」という気持ちになります。
「夏はジャージ剣道着でもいいか」
「袴に多少シワが入っててもいいか」
「竹刀がささくれてるけどまあまだ大丈夫か」
いい手刺し防具を1台手に入れることで他の事もきちんとしようと思えるのです。
ちゃんとした手刺し防具を稽古で使うなら、袴のシワが消えているとおかしいです。いくら暑いからってジャージ剣道着も似合いません。手刺し防具を使ってるのに竹刀がささくれだらけなんて考えられません。
手刺し防具は決して見せびらかすためのものではないのです。