手刺し防具の欠点

9.マジで、急ぐ人ほど間に合いません

私はこれまで1,200台以上の手刺し防具を販売してきましたが沢山のお客様を見てきて分かったことがあります。

出来る人ほど早めに準備をします。

ダメな人ほど直前で駆け込みます。

例えば昇段審査が迫っているとします。

出来る人は、余裕を持って1年前から防具の製作を始めたり、稽古を開始します。

余裕を持って昇段審査に挑むことができます。ダメな人は、審査の前日に面縁の黒の塗り直しをしたり、紐を交換します。バタバタして、ぎこちないまま当日を迎えることになります。

手刺し防具は製作に時間がかかるのは分かっていることです。

良い防具を作るのには時間がかかります。にも関わらず、

「来月までになんとか仕上げてほしい!」

「昇段審査があるんだ、どうしても早く欲しい」

という人は正直まだ、手刺し防具は相応しくないと思います。(どんなに急かされても、作れないものは作れないんだけどね)他にもっと納期優先の剣道具はいくらでもありますから。

修理にしたって同じです。

出来る人は、小さい穴が空いたらすぐ修理にだしたり、定期的に防具のメンテナンスをします。ダメな人は、手入れが雑でボロボロ、ほったらかしにするので、手刺しやミシン刺に関わらず、剣道具が長持ちしません。

昇段する人、しない人。こういったところからして違うんです。

ちなみに、当店のお客様は本当に六段審査、七段審査の合格率が高いです(八段審査合格もいらlしゃいます)。

手刺し防具はね、急ぐ人ほど間に合わないんです。

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